私の小さなパン教室は今年の9月にひっそり10年目を迎えました。
2011年の9月9日にスタートしています。
大々的に「10年です～～！」って言わなかったのは、コロナが心配で、メインの単発レッスンをお休みしていたから。
ようやく言える気持ちになったのは、「変わらない」単発レッスンをようやく再開したからです。

単発レッスンのコンセプト、おしゃべりしながら気の合う方とパンを焼く。
パンはすべて私のオリジナルレシピ。
このスタイルはずっと変わっていません。
10年続いている教室は数多くあれど、レッスン形態が変わっていないというのは珍しいのでは・・と
自負しています。

もちろん、節目節目で先生向けに別のクラスを作りましたが、先生向けやプロユースにシフトしたのではなく、
変わらず一番最初のコンセプトに沿ったクラスを持ち続けているのが、自分のプライドであり、
大切にしていることです。

教室が5年目に入った頃から、まずは10年続けてみよう・・と思いました。
この10年でテクノロジーが驚くべき進化を遂げ、自宅教室を取り巻く環境も大きく変わってきたと思います。

Instagramや動画配信などで、誰もが主役になれる時代。
今日スタートしても、長年やってきたような演出も可能な時代です。
自分の理想は、コツコツのんびりやること。地道さを大切にしています。
スパッと教室を辞めようか・・コロナ禍で何度も迷いました。
私は、時代の主役になったり、大きなことを成し遂げようとは思っていません。

とはいえ、現状維持というのは実はとても大変なことで、立ち止まっていては維持できず、
ひそやかにマイナーチェンジしています。
例えるなら下りのエスカレーターを登りつつも、真ん中の同じ位置にいるイメージです。
そして、その地味な維持作業は誰にも見てもらえませんし、華々しくもありません。
この作業を続けるというのはなかなかに骨が折れることです。

それでもやっぱり、好きなことで人を喜ばせたいな。
大きな展開ができなくても、訪れる人と笑顔でパンを焼きたいな・・。
いざ、単発レッスンを再開しようと思うと、ムクムクとそういう気持ちとパワーが湧いてきました。
と、いうわけで11年目に入った2022年に「10年経ちましたから！」めっちゃアピールしていこうと思います（笑）

11年めの豊富を書いていたらとても長くなったので、それは改めて。

最後に、10年ご愛顧頂きありがとうございました。
ずっとお越しの方も、たまにお越しの方も、何度か足を運んでくださったけど今はご縁ない方も、
どの方との思い出も多分、本当に鮮明に覚えています。
ずっと参加していないから・・なんて遠慮せず、たまに近況聞かせてくださいね。
ご存知だと思いますが、そんな時のやり取りで教室参加の勧誘はしません（笑）

そして、直接お会いするご縁がなかった方も、もしはまくまの教室のこうした記録をそっとどこかで
覗いていてくださったらありがとうございます。
あなたもきっと、私の教室を支えてくださった一人です。

10年前、最初の1週間のレッスン風景を掲載しておきます。

【横浜おうちパン教室の歴史】
2011年9月　横浜市の自宅で小さなパン教室スタート
単発形式でパンを作る時間を楽しむがモットー。このレッスンを以来ずっと続ける。
2015年　10月　初の先生向け講座　可愛い自宅教室のつくり方をスタート
2018年　9月　はまくまパンの贈り物（ライセンス取得コース）スタート
2021年　11月現在　今でも楽しくパン教室やっています♪

思えば、ABCクッキングで先生向けの講演をさせて頂いたり、デパートの催事でクラフト講師やったり、パンのレシピ本に呼んでいただいたり、デザインしたマスクが雑誌の付録になったり・・・、教室以外でもた～～くさんのことがありました。
それもこれも、ベースの教室があってこそ。2022年は立ち戻る年にしたいです。

ここまでお読み頂きありがとうございました。