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【シュトレン食べ比べ会】2021年レポートその1

2016年から毎年開催しているシュトレンの食べ比べ評価会。
コロナで迷いましたが、ぱっと集まれた友人たちと少人数で開催しました。

単に「私が選んだ美味しい1本を紹介」とか「スペシャルなシュトレンを探す」のが目的ではありません。
年を経るごとに自分がどうしてこの会をやりたいかが見えてきました。
シュトレンという共通項を通して食に対する感度をあげるということ。
その作業を通して、自分の軸がどこにあるかを改めて振り返ること。
それが一番大きいかもしれません。

【これまでの記録と想い】
★シュトレン会をなぜやっているのか

★2020年・・新型コロナで残念ながら中止
★2019年のシュトレン会
★2018年のシュトレン会
★2017年のシュトレン会
★2016年のシュトレン会

ご参加したつもりでご覧くださいね♪

大勢で20本のシュトレンを集めていた時代から、コンパクトゲリラ開催になった昨今まで(お声かけなかった皆様すみません・・
コロナが収まったらまた是非ご一緒に!)
何年もやってきて、美しく(笑)楽しく、効率よく、忘れ物なく、進める方法を模索していまして、
今年はこんな感じになりました。
細かい考察や自分の想いは置いておいて、こんな感じで開催したよ♪の流れを臨場感あるうちに紹介します。

食卓は参加する方に合わせて整える♪

会議室で紙皿紙コップでも、8人掛けで豪華にコーディネートされたテーブルでも、食べ物の味が変わるわけではありません。
でも食というのは、「そのもの」の味だけではなく誰とどこで食べるか。
どんな思いで食べるかで味が変わるもの。
仕事中に食べるおにぎりと、青空の下でピクニックで食べるおにぎり。同じだけどきっと違う。
シュトレンはイエス様の降誕を待ち望んで少しずつ食べるという発酵菓子。
やはりこれは、親しい人とクリスマスが近づくワクワクなテーブルで食べるべきでしょう♪

とはいえ、パンの色を見るのも評価会の重要なファクターなので、白ベースのテーブルで、お皿は必ず白がマスト♪

ラッピングされた外観も商品としてのシュトレンの価値の一部と考えています

当初は大勢でやっていたので時間軽減のため、ラッピングを観察するまでは想いが至りませんでした。
でもでも・・

手作りシュトレンの持ち寄り会ではなく、「パン屋さんやお菓子屋さんの商品としてのシュトレンを味わう」と考えたときに、
それがいくらで売っているのか、どんな風な装いでお店に並んでいるのか。
見た目で「欲しくなるか」もとても重要なこと。

単にパンの愛好家ではなく、自分たちも作りそれを商品(レッスンという形ですが)にしているメンバーだからこそ
こうした部分を観察することへのこだわりを共有できています♪

撮影の順番はとても大切です!

カットしてしまうと撮れないショットを撮影。
撮影順はラフで書いて貼っておきました(笑)
仕事じゃないのに、雑誌の撮影並みの進行表を参加者と共有しております(笑)

今回のシュトレンたち

ネル クラフトチョコレート トーキョーシュトーレンショコラ(左上)
ブルディガラ クリスト・シュト-レン(大)(右上)
パンドエッセ 【シュトーレン Mサイズ】ドイツの伝統菓子 シュトレン (真ん中)
オーセントホテル シェフ渾身の「プレミアム シュトーレン」(左下)
サダハルアオキ シュトーレン ポム キャラメル (右下)

中身を出したらまず計測します

例えばものすごく美味しいとして、それが1本1万円だったら買うのを悩みませんか?
すごく普通だな~と思っても、とってもコスパが良ければ、友人との集まりに買うかもしれない。
商品として見たときに、サイズ感や重量はとても大切だと気が付き、3年前からすべて計測するようにしました。
各店舗のホームページに掲載されていても、結構あいまいだったりするので、自分たちで現物計測です。

★このレポは全体の流れを参加したつもりで味わって頂くものなので、計測結果は考察レポに書きますね♪

計測が終わったら、まるっと姿のままをまず撮影!

名前の帯は前日にちまちま準備しました。
シュトレンは白い粉砂糖がかかっていることが多いので、黒ベースで撮るとはっきりしてよいですね♪
これまでの経験から、最後の包装をはずすと粉砂糖が崩壊して綺麗に写真が撮れないので、今回は包装したまま撮影。
段々みんなそうした1年に1度しか役に立たない小技が増えてきています(笑)

NEW!完全にカットする前に姿と断面を一緒に撮ります♪

これは今回初のショット。
1枚ずつになる前に、全体の大きさとカット面を撮影して並べたかったのです♪
進行表にもしっかり書きました(笑)ようやく撮れた~満足。

ちなみにここまでで2時間半はかかっています・・(笑)

いよいよお楽しみの断面撮影♪

中心付近をカットして一番そのシュトレンらしい断面を選んで記念撮影。
これを私たちは「標本」と呼んでいます。
「次、標本撮影~」で互いに通じます(笑)

ここまで記録写真を撮ってからようやく評価会スタート

シュトレンの色がわかるように白いお皿で。
水は常温で準備します。

この評価会は、食品会社の友人が基本的な「官能評価方法」をレクチャーしてくれて進むのですが、
こうした評価の時は
・なるべく同じ部位(端っこなら端っこ、中心なら中心)
・厚みもそろえる
・一口ではなく1枚単位のものは1枚で
やっていくそうです。

今回厚みもしっかり揃えました♪

パンドエッセを対照品とし(ゼロ地点)それ以外をP、Q、R、Sとして強弱で7点の中で評価してきます。
毎年のことながら、この「ゼロ」というのが最高に勉強になります。

甘い、香りが強いといっても、ゼロ地点がないと「甘いのがもともと苦手な人が感じる甘い」と「甘いの大好き、際限なく甘くてもOK」の人の
「これ甘い~」は違いますものね。

資料もしっかり準備していますよ♪

単に食べるだけ、○○店のパンだからどうのこうの・・という考察やレクチャーがさほど好きではありません。
先に書いたように食べること、集うことは、その場の雰囲気やメンバーも重要だと思っています。
味の評価ならそれをすべて排除しても良い?そんなことはないはず。
実際に消費者が買って食べるシーンは、会議室で紙皿ではないのですから。

だから、こうした資料も見て可愛い、美しい、と思ってもらえるように心がけています。
凝りすぎでしょ・・仕事じゃないのに(笑)

何年か先に、ふとこの資料を見返してあの日集ったことが思い返されて、眺めているとシュトレンの味もふとよみがえってくる・・。
食の記憶や楽しい想い出ってそういうものではないでしょうか。

お持ち帰りも可愛く♪がこだわりです

食べ比べをすると大体最後は余ったシュトレンを分けっこすることになります。
あらかじめシールを準備しておいて、ラップに包んだカットにぺた!
ちょっとした帯を準備しておいてジップロックに一緒にいれたら可愛くなりました♪

これだと家に帰ってひとり評価会するときに、ちょっと嬉しくなりませんか?
食べる時の気持ちや余韻を大事に。
でも取り出しやすくジップロック(笑)

評価会は、例年通りとっても盛り上がり、私自身が目指していたり気になっていたことを改めて振り替えれました。
素敵なメンバーのおかげで良い時間を過ごせて感謝です。

ひとまず、参加されてない方にもシュトレンの会に参加した気分になって頂けるように、流れだけ追ってみました♪
今年も残り一か月を切りました。こうして友人と集えることは本当に幸せなことです。
ここまで読んでくださった方もご友人、ご家族と素敵な時間を過ごせますように。

一つ一つのシュトレンのことはまた書きますね~。
動画も作成中♪

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