先日、可愛い自宅教室の作り方の夏スタートクラスの最終回がありました。
3回目はスタイリングと写真♪
インスタ映えするだけの素敵な写真を撮るのが目的ではなく、自分がどんな教室をしたいかを表現するのが目的です。
自分が届けたい相手に伝わる写真だったら、写真のセオリー的に下手でも映えなくても、正解なのです♪
全3回を通して、そういうことが伝わればいいな‥と思っています。
ただ撮るだけではなく、最終的にショップカードに仕上げたいと思います♪
形に残るものがあると嬉しいですよね♪
素敵なプロのスタイリストの先生もお呼びして、とても楽しい最終回だったので、またゆっくりそのことは振り返りたいと思います。
可愛い自宅教室の作り方は、なんだかんだと続けているうちにトータルで100人は受講くださったと思います。
集客の講座でもなく、ビジネス的なこともでもなく、コンサルでもありません。
〇日に開催します!という派手な募集もしてきませんでした。
私の講座の紹介文に共感くださった方から参加したいとの連絡がきて、それが季節ごとに1度、ちょうど1クラス分になるかな~と思い開催してきました。
「私の長い説明文に共感くださった方」が3桁を超す数もいたことに想いを馳せ、少し現状というか、私が今思っていることを記しておこうと思います。
世の中は「今」結果が出ることに集中し過ぎています。
もちろん、結果は大切です。
教室を開催したいとして、参加くださる方がいなければ、そこまでに費やした勉強、準備、レシピの試作、そこに使った時間。
全てのコストが自分の負担となり、持ち出しが続き、持ち出しが苦しくて次を開催できなくなるかもしれません。
でも、流行りや今すぐドン!と大きな結果を追えば、流れていく情報を発信することに注力しなくてはいけなくなり、蓄積する発信ができなくなります。
インスタがその代表だと思います。
更新しやすく簡単。
だからこそ、スポットCMのようなもの。
簡単だからこそ、深く読み取ったり追ってもらったりできず、パッと見の印象で、発信したことが流れて行ってしまいます。
私は流れていく情報に注力しない(受け取りも、発信も。)と決めています。
↓フォションのミニパンをモデルパンに♪
ずっと先の未来に、”今”やったことが戻ってくるという視点を。
10年近く気になっていて、最近ようやく扉をあけてみた美容院があります。
ずっと習い事の通り道でした。
入り口のグリーンの飾り方の感じとか、いいな~好きだな~って思っていて。
でもなぜか、美容院を変えるタイミングでは他に行ってしまい・・
ある日、とうとう思い切って電話して予約してみました。
そしたら・・・
私の人生で一番、最高にいい美容院でした!
カットが上手なことはもちろん、”お店”や”お客さん”ということでの考え方に、私が共感する部分が多く、これまで「どうして世の中の美容院は〇〇なんだろう・・」と思っていたことが一気に解消されました。
あ、もちろん店主さんが「接客とはこうあるべき」なんて語ったわけではないです(笑)
私が感じたことです。
その美容院の佇まいはずっと変わっていません。
私はずっと気になっていて、でもすぐには行ってみようっていう行動はしませんでした。
なんとなく気になっていて、ある日ふと扉を開ける。
お店側からしたら、「いい!」と思ったら、すぐ来てよ~、かもしれませんが(笑)
でも、もしもご縁が繋がらなかったとしても、佇まいを「いいな~」って思っていた人間が世の中のどこかにいたこと。
素敵なことじゃない?と思います。
私自身、教室をやってきた中で同じようなことが多くあり、それを大変嬉しく思っているからです。
はまくまさんの教室何年も気になってようやくキャンセル待ちご連絡しました
キャンセル待ち登録のメッセージで、そう書いてくださる方が時々います。
だいぶ前からブログ読んでいました。
アメブロ、楽しくて読んでいました。
参加したいな、と思いつつ空きがなかったみたいだし、どうしようか悩んでいて・・
ようやく勇気を出して送ります。
そんなメッセージです。
とても嬉しいです。
1年前にも2年前にも3年前にも。
2011年に教室をスタートした時からずっと、教室に参加してくれることだけを目的にブログを書くのではなく、どこかにいる私と趣味の合う方に「ふふっ」と笑って楽しんでブログを読んでもらえたら・・という想いがありました。
直接つながることはなかったけど、ネットの回線のどこか向こうで、ふふっと笑顔で読んでくださった人がいた!
それもずっと読み続けてくださった!
たまたま、思い切ってキャンセル待ちの連絡くださったので(新規の募集しておらず、クローズしているのでとても勇気のいることだと思います・・!)「そういう方がいた」って私が知ることができたわけですが、もしもそういう方がそのまま画面の向こうでブログだけ読んで問い合わせくださらなかったとして。
それだと「教室に参加してもらう」という「結果」にならないわけです。
でも、それが無駄なことでしょうか?
そして、教室を見つけて数年後に問い合わせくださったことが、遅すぎることでしょうか?
私はそうは思いません。
↓可愛い自宅教室の作り方のレッスンの様子♪
世の中は、すぐに結果が出ることに目を向けすぎていて、次々に新しい発信がされ、それを追うのに忙しい。
あの人もこの人も、写真が綺麗でお洒落で、目移りしてしまう。
でも、今日発信したことが、今日その時にたくさんのいいね、が付かなくても。
ずっと、先にじっくりと。
思いがけない嬉しさを伴って、戻ってくることがあるのです。
それでいい。
それこそが素敵ではないですか♪
最近、教室をスタートする前からブログ読んでました・・!
ずっとずっと読んでいたけど、キャンセル待ちは思いきれなくて‥という方に、思いがけない機会がありお会いすることができました。
また、別の方ですが、6年くらい前にキャンセル待ちの連絡を頂き、お席の空きがなくてそのままご縁が繋がらなかった方と、全然別のことからまた繋がることができました。
どちらも、私の教室に改めて参加したい、とご連絡いただいたわけではなく、お仕事や活動の中から紹介やたまたまご縁が生まれ、「あれ?もしかして・・あの方?」となったのです。
魔法のような成功は求めません。
8年前に教室をスタートした時。
友人の参加なし、住所や経歴の公開なし、顔出しなし、パン講師の経験も一切なし、でした。
でも、3か月後にはキャンセル待ち30人、1年後には100人超えていました。
2か月目のレッスン数は一か月の間に15回だったので最初の3か月が定員2名だったとはいえ、それなりにお席もレッスン日数も設けていたのですが、ありがたいことに参加してみたい、という方の方が多かったのです。
お越しになりたいと言ってくださる方にお席をあけたい、お申込みに答えなくては、と午前も午後もレッスンして一番多い時でひとつのパンに対して70人くらいレッスンしていました。
それでも、キャンセル待ちの人数の方が上回り続けました。
でも、別にすぐにそんなに流行ると思ってスタートしたわけではありません。
入念に準備をしてはいましたが、今からスタートするということは会社で言えば新卒のようなもの。
いきなり、長く経験しているような結果を求めていたわけではありません。
教室が忙しくなければ、パン屋さんかカフェで勉強も兼ねてバイトもしつつ、illustratorが使えるのでデザインの仕事も少し受注しながらのんびりいこうかな~と思っていました。
そして、人から見た成功や形になることより、自分が楽しいと思える内容を教室にしてみよう、という想いが強かったので、もしもお申込みが少なかったとしても満足だったと思います。
↓これもフォションのパン♪ イメージショットの練習に♪
振り返れば、まるで魔法のようです。
結果的には。
講師経験のない無名の私の教室が、いつも人が絶えず訪れてくださる教室になり、大手のクッキングスクールや全国誌で予約の取れない教室として講演を頼まれたり、掲載して頂いたりしたのですから・・。
でも、本当にたまたま・・
たまたま目を留めてくださった方が、思い切って問い合わせくださり、そういう方が重なっていてくださったからです。
ありがたいことです。
私、デザイン系の仕事もしていたので、(といっても、ずいぶん前なので、もう高度なことはできませんが・・(;^ω^))こうしてホームページを自分で作成したり、レシピデザインを本物っぽく作ったりは抵抗なくある程度のレベルでできます。
でも、それも、若き日に(笑)、時間に追われてやっていたその仕事が、いつの日か独立してパン教室をやる時に役立つよ!なんて思いもしないでやっていたわけです。
何気ない”今”が遠い未来に繋がっているのです。
今、素敵な写真を撮らなければ。
今、フォロワーを増やさなければ。
今、有名なあの人があのお店があの教室が気になって・・。
今、自分が理想と違っていて焦ってしまう。
それを全部やめるのです。
今日明日のことに一喜一憂するのをやめる・・そういう訓練をするのを意識しています。
心の持ちようを、今のあれこれに左右されないようにする、ということです。
必要以上に人のブログやSNSの投稿も追いかけません。
私は、基本的に顔見知りだけにしています。(もちろん例外もありますよ~)
それよりも、遠い未来が”今”になった時。
“今の今”が未来に財産とエールを送れるようなイメージを大切にしたいです。
今、理想と違う仕事をしていたとしても、それが先々自分を助けるかもしれません。
事務的なことも経理的なことも、営業的なことも・・。すべて自宅教室には必要なスキルです。
今日、ふとショーウインドーで見かけていいな、と思った小物の色使い。
いつかのテーブル作りのインスピレーションになるかもしれません。
今日、発信したことが知らない誰かに届いて、今日ではなくずっと先に、その方がふと思い出してくださることがあるかもしれません。
子供の頃、母が購入していた「美しい部屋」というインテリア誌が大好きでした。
文字通り穴が開くほど眺めていました。
狭い団地を素敵に暮らす特集、なんていうのがあって(笑)
今でも思い出せるほど、大好きなインテリアが、団地のベランダ側の窓に明るい木目のオープンラック。
テーブルもオープンラックも赤チェックで彩られていて・・
お住いの方のコメントに、赤毛のアンに憧れている、とありました。
赤チェックのおとぎ話のような世界。
きっとあの本のページが原点です。
私に届いて、30年?40年?経った今でも繋がっています。
明日はこのテーブルでレッスンです♪♪
遠い昔から、今日から、ずっと先まで。
明日という日も繋がっていきますように♪