今月は、可愛い自宅教室のつくり方コース2回目が続々開催されています。
1回目はコンセプトの話、2回目は現実的な運営のことも‥と言う流れなのですが、あまり現実を突きつけても楽しみがなくなるので、お話する内容を当日の朝まであれこれ考えています。
もちろんテキストがあるのですが、テキスト通りだとつまらないですものね。
夢と現実の割合を考える
最近、目を留めて読んだ本に「女性に物を売るには夢と現実の割合が重要」という言葉があり、それがとても心に残っています。
今回はその話を少し入れさせていただきました。
例えば、収納の本を作るとして、すご~~く現実的ですご~~く機能的なだけだと現実感が強すぎて、「あ、この本買おう!」って手が伸びにくい。
そこに「同じ容器で整然と並んでいる」とか「アンティークの棚をうまく活用」なんて、ちょっと頑張れば手が届きそうだけど、夢のあること、があると、心が動く、という考え方です。
そう、人は、特に女性は機能だけ求めているのではないんですよね。
毎日食べるパンを焼けるように技術をしっかり取得する。
そうすれば、安心で安全な食べ物を家族に提供できて、みんな笑顔になる。
確かにそうなのですが、それって「朝早起きして30分ウオーキングしたら、心も体もすっきりします」「寝る前の2時間はスマートフォンを手にしないようにしましょう」と同じで、人間には「やれば最高に良くて機能的だってわかっているけど、やろうと思う心が動かない」ということだってあるのです。
それが、「気持ちの良い散歩道」「ウォーキングの終点は可愛いカフェ」とか、「最高に面白いミステリーを夜少しずつ読む」とか、キュン♪と心が動く要素があれば、優等生的な「機能的だからやる」ことから、「お楽しみを味わう」という事象に変わるかもしれない。
技術を取得する講座であるということと、そこにキュンと心が動く情緒的なこと。
どちらかが100でどちらかが0ではだめで、どのくらいの割合にするかは、どういう方に教室に来て欲しいかによると思います。
今回この講座に参加したことで、自分のやりたいこと、進みたい方向をじっくり考えることで、「機能と心の動く夢の割合」を決められますように。
なくてもいいけどあったらもっと嬉しい
ぶどうを食べるだけなら、皿に盛ればいいですよね。
お皿だって、機能だけ追求するなら、割れにくい安いお皿でいいかもしれない。
では、どうして色々な器を揃えたくなるんだろう?
どうして料理によってお皿を変えたくなるんだろう?
そう考えていくと、「機能(技術や情報の取得)」だけではない世界が見えてくるはず。
紙袋にカトラリーをさしただけでキュン♪
こういう世界にときめく方。
大人になっても、ちょっとした手作りや工夫でたまに「ままごと」のような世界を楽しみたい方。
そういう方にお会いして、たくさんお話して、一緒に未来を考えられること。
とても楽しいです♪
思うような未来ではない時、思っていたことが違う形で叶う時もあります。
でも全然無駄じゃないです。
今日積み上げたことが、必ず明日以降自分に返ってきます。
1年後、3年後、今日をそう思って感謝できる未来に、互いにいることができますように。
その頃、今日のメンバーで同窓会しましょうね。