しめ縄ピッツァをあれこれ試作しているうちに、ふと思いついてピザ生地をクリスマスツリーによく飾られているキャンディー型にしてみました!
味的にはグリッシーニといったところですね♪
しめ飾り風も同時に作りました!
ちょうどよいサイズ感♪
トマト生地にはパルメザンチーズを巻き込んで、岩塩をアクセントにふっています!
小さい生地量なので食べ過ぎにならないのも嬉しいところ。他にもパーティー料理がたっぷりあっても大丈夫。
悩ましいのは、もう少し低温で焼いた方が色のコントラストが綺麗なんだけど、味としてはこのくらいカリッとしていた方が美味しいってこと・・。
中間をとって、気持ち温度を下げてみようと思います。
この位が美味しいんだけどなあ・・・。
仕上がった時の皆さんの「わ~~!かわいい~~!」って笑顔も大事にしたいし・・。
本当に悩ましい!
いつも新しいこと色々考えますね~って、よく言われるんですが、そんな突然思いつきません。
前々からの発想の種が変化していく感じ。
たとえば、今回のグリッシーニは、この前紹介したしめ縄ピッツァから発想が続いています。
これ、なかなか可愛かったのですがサイズが大きすぎて縄部分の食感が悪かったんです。
ピザ系生地でサクッとさせたいけど、縄はフワッとしている方が食べやすい・・。
ピザというコンセプト的にふわふわ系はあわないので、サイズを小さくして縄を細くしてカリッとさせる、という方向もよいな、と。
細い=グリッシーニだな~~と、段々と方向性が決まってきました♪
さらに、思い返してみるとしめ縄ピッツァの発想の素はもっともっと昔で、なんと5年前。
「雪だるまピザ」が「しめ縄ピッツァ」の原型です。
なんと2018年に試作していたパン。
8人の雪だるまがぐるっといる光景が何ともユーモラスなのです。
カットされて生き別れになる雪だるまたち(笑)
これ、レシピデザインまでほぼ完成していたのですが、どうしても最後の部分で納得がいかずお蔵入りになったパンでした。
ピザ生地の上にさらに雪だるまがのっているので、接点の部分がどうしても焼き具合が甘くなるんです。
かといってしっかり焼くと他が焼き過ぎになるし、雪だるまもかなり黒焦げになる。
そして8雪だるまで16回丸めがあるので、作業効率が悪すぎる・・。
レッスンパンなので作業がある程度時間内に収まるのも大事です。
この矛盾点を解決するために、5年ぶりに取り組んでたのがしめ縄ピッツァでした。
しめ縄ちゃんもまだまだ改良点があるので、またまたお蔵入りかもしれません。
キャンディ★グリッシーニ(って名前にしようかな)は、味、食感は合格なので焼き時間の問題がクリアできたら近々お目見えするかも♪
焼きもなかなか根深い問題なのですが・・。
私は単に色を残すためにパン生地を2色にしたりしません。
味と色がリンクしているといいな、と思っています。
トマトを練り込んでいるからチーズと合わせてピザ系のパンにしよう、というわけです。
低温でパンを焼くのが苦手なので(味が好きじゃない・・)いちごとかビーツとか、色を付ける味は色々ありますが、そういうものはパンを作る時の選択肢に入りません。
どいうことかというと、鮮やかなパン生地を作っても、焼くと茶色に近くなるので、焼き色をつけないために「低温焼き」しなくてはいけなくなるんですね。
そうすると、しっとりふんわり。。というと聞こえはいいけど、じとっというかねちょっというか、まあそういうのに近い味になっちゃうんです。
からっとしたパンにならなくて。
別にしっとりパンでもよいのですが、色を残そうと思うとその食感に限られちゃう。
色々な味のパンを作りたいので、限られるのはNG。
だから、私が試作する時、カラフルなパンは選択肢に入りません。
食感をある程度好みにして、でも可愛い感じも残して・・ギリギリのところを狙いたいといつも思っています。
クリスマス、楽しいレッスンにしますね♪