現在単発レッスンはお休みしていますが、ライセンスコースはまくまパンの贈り物のみ個人レッスンで開催しています。
個人レッスンなら人と集うという心配も少ないですし。(単発レッスンはご参加希望の方が多いので、再開は見合わせています。多いのはもちろんありがたいことです!春に再開しようと思っています)
先日24人目のこぐまさんが誕生。
レッスンレポが追い付いていませんが25人目のこぐまさんも誕生しています。
25人目のこぐまさんのライセンスレッスン振り返り。
4回目はうさぎパンとかたつむりパンでした
毎回学びのテーマが決まっています
うさぎパンと
かたつむりパン。
2種のパンは違う生地です。
うさぎパンが酒粕の入った風味豊かな生地。
かたつむりパンは卵黄の入った菓子パン生地。
違う生地ですが成形の時に「四角く伸ばす」という作業が出てくるという共通点があります。
四角く伸ばして特製クリームを塗って巻き巻きしてカット。
パン作りによく出てくるスタンダードな作業です。
かわいいパン、大好きです。でもそれと同じくらい、いえそれ以上に「あくまでパンである」との思いが強いです。
パンのスタンダードが意識できて、さらにそれを可愛くすることもできたら素敵じゃないですか。
パンとしての学びがある普通のパン、と強調するわけ
繰り返し同じことを書いています。
かわいく見せるために色を付けるのではなく、味とリンクしているパン、「今日のパンの学びはココ」と言えるパンを作りたいと。
格別に特定のことを差して、それを批判したいから書いているのではありません。
わたしは9年教室をやっているわけですが、当初はSNSなどもそう流行っていなくて、どこもブログ主体でした。
かわいいパンというのもそうなかったと思います。
わたしは、可愛いパンを焼く教室、ではなくて「パン教室の一部に可愛くて楽しいパンがある」という位置づけでやってきました。
キッチンに可愛い雑貨があること、テーブルがプチプラだけど季節感があること。
そういうことと同一の位置で「可愛いパンもある」ということです。
その中で色々な動物パンが生まれて、日本で一番最初に〇〇パンを考えたは私なんじゃないかな~というパンもいくつも作ってきました。
ベースが同じようなものがたくさん出回り過ぎると、こんなことを言いずらいので(笑)自分のブログにこっそり書いておきます。
〇〇は3つはあるかな~と思っているので、気になる方はレッスンの時質問ください(笑)
SNSが大変流行り始めると、キャッチーなパンが人気になりました。
わたしのパンは、パン生地が食べる時のイメージに合うのも意識しています(例えばうさぎならアンパンだから耳をあんこにしよう、
ソーセージのくまパンだから全粒粉を入れる、とか)
なので、私のパンは最高にSNS映えするわけではないのです。
パン生地ありきで、そこがきちんと抑えられていないと最終的に良いパンにならないので。
どうしてこんなことを書いているかというと「ものすごい映える可愛いパン」を焼きに来たい人がいたら困るからです(笑)
映え、より「パン」であることを大事にしていますから、そこが伝わらないとお互いにミスマッチになるからです。
とても不思議ですが、この言葉を理解してくださる方は、再現性がよく可愛いパンを焼いてくださっている気がします。
逆説的ですが、「映えではなくパンなんですね」と気が付いてくださった方程、その後復習されたりレッスンされている時に、映える可愛さに仕上がっているのです。
ライセンスのレッスンはパンに合わせて季節のテーブルも紹介♪
うさぎパンの回は春めいた乙女な女子会をイメージしています。
フルーツサラダにぴったりのドレッシングなども紹介♪
写真撮影タイムも撮ってスタイリングを楽しみます
かたつむりパン。下地は壁紙を発砲のボードに貼ったものです。
最近は100円ショップでもオシャレな壁紙があるのでそういうのを利用するのも良いかも。
そんなヒントもレッスン内でお伝えするのがラインセスレッスン。
かたつむりのユーモラスななんとも言えない表情が好き。
実はかたつむりパンは、私のパン教室で一番人気だったパンかもしれません。
まさかのクマじゃなくてかたつむりが1位とは(笑)
何回かアンコールレッスンしていますが、毎回焼きに来てくださる方が多いパン。
すでにレシピをお持ちでも、何度も何度も作りに来てくださる方が多いのです。
うさぎパンの下地は・・
これはなんと、クッションフロアなのです!
つるつるなのでしっかり拭いてからパンを置けるのが嬉しいところ。
と、いうわけでどちらもキッチン用品ではなく、リフォーム用品の店で買うとよいグッズでした(笑)
ちょいラッピングもしちゃいます!
ちょっとだけおめかししてパンをお持ち帰り。
ラインセスコースでは毎回パンに合わせた帯とかタグのデータも差し上げています。
プリントして使って頂くことができます。
これから教室をスタートさせる時に、このまま使っても良いです。
でも、もっとやって欲しいことがあります。
わたしがこうしてテーブルを可愛くしたり、お持ち帰りをちょっとだけおめかししているのは
「こういうことをプラスしたらお得感があるだろう」とか「パン以外にあれこれおまけをつけて注目してもらおう」とか
そういうためではありません。
忙しい日常のひととき。パンを作りに来ることでちょっと違う世界に来た気分になって欲しい。
おうちに帰っても楽しい気持ちが続いて欲しい。
そういう願いを込めて、それを具現化したのがたまたまこういう形だっただけです。
テーブルの飾りも、ラッピングも、可愛い動物パンも、もしも何もなかったとしても・・
ふつ~にふつ~にスタンダードなパンだけ教えたとしても・・
同じような気持ちを込めて教室をやると思います。
実際、単発レッスンでは普通のパンもたくさん教えているんですよ。
ライセンスコースはたまたま「動物系の可愛いパン」を集めただけで。
ランチがなかったら、会話で「家に帰っても楽しい気持ちが続く」ようにしたいし、
タグなど飾り一切なし!なんて方向に舵をきるなら、良い感じのタッパーを大量に購入して
それを毎回持ってきてね、なんて方式にするかもしれない。
これもパンがつぶれないわ~、そのまま保存できるわ~って喜んでもらえるかも。
たまたま目に見えている形が「こういう教室」だっただけ。
その奥にある願いとか思いに目を向けて、「同じようにやらなくても、楽しい教室、想いを込めた教室はできる」と感じて欲しいと思います。