まだちょっと寒かった時期のはまくまパンライセンスコース5回目のレッスン記録。
書かなきゃ、書かなきゃと思いつつ3月なんだか忙しくて、実際のレッスン日からかなり経ってしまいました。
ライセンスコースのみ個人レッスン対応で開催しています。→レッスン再開状況はコチラ。
寒い日の朝のパン焼き。まず準備するもの。
記録的な暖かさになった今、まぬけな感じの記事ですが・・(;^ω^)
寒い日の朝。わたしはまずお湯を沸かすことにしています。
お湯を沸かしてパン捏ね台にこうしておけば、なんだかほんわか★と暖かくなり、パン生地に優しい環境になります。
家庭でのパン作りは、レシピとか技術とかいうより、こうした一つ一つ理にかなった準備ができて環境を整えることが大事かも。
そのすべてが積み重なって、よいパン生地、よいパンになる気がします♪
今回はココアがテーマの回です
はまくまパンの贈り物って「かわいい見た目のパン」キャッチーなパンを焼いて教室で教えてね、ではなく、
「横浜の食いしん坊のくまが自分の好きなパンを焼いて分かち合っていて、それを仲間のクマにもお裾分けした」ってテーマなんです。
は?なんのこっちゃ・・かもですが。
タイトルを「はまくまパンのお裾分け」と「はまくまパンの贈り物」で迷ったことも。
見た目を追求したパンを焼くのではなくて、パン生地とか作り方とかがまずある感じです。
この回は「ココア生地」がテーマで、くまと栗2つのパンを焼きますがそれぞれ生地が違います。
どうしてわざわざこう書くかというと、わたしがパン教室をはじめた10年前に比べて、世の中がどんどんキャッチーで
分かりやすいものを求めるようになったからです。
かわいいパンも溢れていますしね。
すごい映え映えなかわいいパンをイメージして求めて来られると、はまくまパンは違う方向なのでミスマッチかもしれません。
ミスマッチが起きないように敢えて「見た目追求じゃありません」って書いておいてます(笑)
かわいい、を追求するならもっと違う作り方をします。
わたしのは、パンを作っていて、その形をこんな風にしたら楽しいじゃない~♪って感じです。
背中に秘密。ちらり。正式名は「背中に秘密の黒くまチョコパン」。落ち着いて考えてみると黒くないけど・・(笑)
ココアって、パンにとってありがたい材料じゃないと思っています・・。
かわいい色になるけど、味が濃厚になるわけではないし、ココアが入ると生地が重くなりやすい・・。
そこを自分なりに解消した生地が「栗」と「クマパン」の2種類で、くまパンの方が難易度の高い生地です。
でもファンが多いんです~。
正しくできると「ふかッ」とした食感が続きます。
丸パンにもします★
丸パン3個がクマパン2個に変換可能。
毎日くまじゃなくても、この味が食べたい時に便利!
単発レッスンでこのレッスンを受講した方が、倍量捏ねて半分くま、半分丸にする予定が、
うっかりすべてクマパンの分割にしていまい、8くま作って成形が大変だったらしいです(笑)
根性で乗り切ったそう。
ココアの回なのでテーブルテーマは「バレンタイン」
最近仲間入りしたナチュラルキッチンのくま専用ケーキクーラーに、長年愛用しているフランフランのドットのカトラリーシリーズ♪
10年近く教室をやってきて、度重なる「整頓欲」で断捨離されていったものもあれば、ずっとお気に入りで使い付けている物もあります。
ドットカトラリーは好きすぎて、たぶんずっと手元にあります♪
ちなみにこの回は裏テーマが「ドライ無花果」。ドライのいちじくの美味しい食べ方のサイドメニューもあります。
かわいいパンを楽しく撮影する♪スタイリングタイム
単発のレッスンは「おしゃべりしながらパンを焼く」感じなので、こんなバリバリのスタイリングタイムはないのですが、
ライセンスコースはこれから自分でこのパンを教えたい方のためのレッスン。
だから、はまくまパンをよりキュートに見せるパンの写真の撮り方をやっています。
ちなみにこの写真のスタイリンググッズは、手作りのフラッグ・ナチュラルキッチンのアルファベット・セリアのランチョンマットですから~。
プチプラでかわいく♪ね。
紙のケーキも手作りです♪
栗は卵を塗って焼き上げます。これがあるとないとでは大違い!
栗の艶々感がたまりません。
これは中のあんこもオリジナルで「なんちゃって栗パン」の名前に違わず、「栗じゃないけど騙されそう・・」な味です(笑)
スタイリングの紅葉と栗はダイソーで購入したものだったと思う・・。
年々季節商品の入れ替えが早いから今では8月末には秋グッズ並んでます。
欲しいものは早め早めにチェックしないとです。
レッスン風景、も大切に。
さあ、教室がスタートするぞ~~というレッスンの光景や、使う道具とかも「教室らしさ」を意識しています。
教室を続けていく中で集まってきたお気に入りグッズ。
もちろんスタート当初から大好きなパン作りグッズ、好きな色合いで選んできましたが、今見ると最初の時点ではスカスカで何もなかったかも・・。
続けていく中で、お気に入りが積み重なってきました。
雰囲気は変わってないかも。
最初から完璧!すべて理想通り!というより、「こういう方向にしたい」大きな方向性があって、そこに肉付けしていく感じ。
螺旋階段でいえば、同じところを周っているけど、高く上で行っている感じ。
バウムクーヘンで言えば同じ軸で一層一層増えて行く感じ。
芯さえ変わらなければどんどん大きくなっていく♪世界観も膨らんでいく♪
逆に最初から、ちょ~~大きなバウムクーヘンになろうとしても難しいと思うのです。
最初は○が小さくて。どんどん◎。層が増えていくし、それには積み上げも必要です。
世の中、どんどん情報が早くなり、今やったことの結果を明日、なんなら今日の夕方に結果が出て欲しい、みたいになっている気がします。
でも、わたしたちがやっているのはホームメイドな手作りの世界。
買ったら手に入るものでも、作ることを楽しむ世界。
そういう世界ってもっとのんびりしている。
そう思って、まずは一番小さな層を作るところに目を向けると良いと思うのです。
自分にもいつもそう言い聞かせています。
プレゼントなイメージショット
バリバリなスタイリング(←って何?(笑))
ではなく、お皿に載せると「食卓」感が増します。
今度はバレンタインのコーヒータイム。くまパンが出てきた光景です。
(あ!お気に入りの古谷製陶所さんの皿が・・ちょっと欠けてる~ショック)
フラッグなピックを手に差したらかわいい♪
応援してくれているみたい!
このピックはナチュラルキッチンです。この使い方気に入ったので買い足さねば~~。
使い切ってしまった!
教室を続けてきて、こうして「これってこう使ったら可愛いかも!」と思いついたことがはまって、
ばっちり可愛くなる瞬間が好きです。
そしてお越しの方が「このアイディア良いですね!」ってなってくれるのも好き。
そういうのも含めて「パンを作って楽しい気持ちになる」ことだと思っています。
おとといのあこピク(あこちゃんとのピクニック)で、あこちゃんも「レッスンという形が好き」と言っていたけど、
わたしも本当に同感で。
技術を知る、伝える、わかりやすく学ぶ、とかではなくて、(もちろんわかりにくいと困るのですが・・・)
「レッスンという形で集って、時を共有する」ことがたまらなく好きなんですよね。
パンを焼くことも、新しいパンを考えることも好きだけど、レッスンするぞ~~という土台じゃないと生まれないものがたくさんあります。
レッスンは参加してくださる方がいないと成り立たないので、レッスンできたということだけですごいことです。
はまくまパンのライセンス基本の12種は、どれもトータルで70~100人くらいの方に直接教えたパンです。
かけがえのないレッスンという土台が詰まった12のパン。
そこから分かち合ったことが、パン作りということだけでなく伝わっていたら嬉しいです。